YNUomnibus2015
横浜国立大学 留学生向け講座
横浜国立大学 留学生向けオムニバス講座
ー日本企業と就職活動― 2015年10月―2月
タイトル
イントロダクション 日本企業の発展史 財閥の形成と解体 戦後の発展から今日まで
業種ごとの特徴Ⅰ 1)製造業 一次産業、装置産業 組立産業
業種ごとの特徴Ⅱ 2)商社 3)銀行 保険 証券
業種ごとの特徴Ⅲ 4)サービス産業 5)建設業 不動産業:
業種ごとの特徴Ⅳ 6)中小企業 7)外資系企業
企業のグローバル化、業務内容の変化
就活スケジュールと日本の特殊性
会社の探し方 留学生採用企業と非採用企業
ESの書き方とWebテスト
面接の仕方とグループ・ディスカッション
技術系・事務系の違い
自分の将来設計
横国大留学生向講座 聴講レポートからの抜粋(by NAP) 2015.12.25
今回の講義では中小企業について説明を聞いた後、自分が就職すると決めたときにはどんな企業を選べばよいのか、そしてどのようにすれば就職できるかを重点的に学んだ。特に企業を選ぶ時に何を見れば良いのか知ることが出来て、すごく良かったと思う。社歴を見てわかるものや業種を見てわかるものなど、色々な面を見ることによって企業について知ることが出来る、そしてそれらがすべて自分の就職活動のやくに立つということを知ることが出来てすごく興味深い講義だった。韓国にいたときにはどうすれば就職できるかについてはいやになるほど聞いたけど、就職先を選ぶ時に何を見れば良いのかについては聞いた覚えがない。就職に関する相談を受けても、自分がしたいものはなにか、どうすれば自分をアピールして就職するときにやくに立つかだけを重点的に教えてくれたから、どんな企業を選べばよいのかについては深く考えた記憶がない。韓国の場合には就職が難しくて、企業を選ぶ余裕がないからかもしれないが、就職してもすぐやめてしまう人が多くみられている今の時代には、企業を選ぶとき重視すべき点をしっかり覚えておく必要があると私は思う。
大企業ではなく中小企業に就職しても大丈夫なのかと思っていて何をみて就職先を決めればいいのか正直あまりわからなかった。社歴が長くて安定していた会社に入ればいいなと考えたことはあった。でもそれも違ってたんだなと今回の講義を通じて知った。社歴が長いとただ安定してるんではなく逆に変化に対応する能力があるんだとわかった。逆に社歴が短いとリスクはあるかも知れないが今後の可能性が大きく、今入れば早く仕事を任される可能性があるのだ。今回の講義でもやっぱり自分がしたいことをするのが一番大事だっていうことがあった。給料が良くても毎日つまらないと意味がないから。でも自分に合う仕事を見つけるっていうのはなかなか現実的にいかないことが多いため将来のためにまず自分を高めることを考えたいと先生がおっしゃった。私もとりあえず自分でできることをなるべく全部やっておきたいと今回の講義を通じて思った。
先生は大手企業に入ってから何かをできるのか、中小企業に入ってから何をできるのかという観点から話をしていたので、すごく新鮮さを感じました。確かに人生の安定を考えると頑張って上場企業に入って、安定した収入と安定した社会位置を手に入れるのがベストでしょう、しかしそれだけの人生だったら、ある意味安っぽい人生ともいえるかもしれません。人の人生の価値は何かを成し遂げたのかによって決まると思います、もちろん大手企業で働いたら活躍するチャンス、自分自身の価値を実現する機会は大いにあるでしょうが、しかし安定した人生を送るだけに大手企業に入るようであれば、人はそれらのチャンスをつかめることが果たしてできるでしょうか、安定した環境で、向上心を失ってそのまま何もできずに人生を終えるケースも少なくないでしょうし、それを思うと大手かどうか、企業の名前が有名かどうかで就職目標を決めるのではなく、自分がどこで何を、どうしたいのかを考えることの重要性を改めて考えさせられました。
日本に比べて、欧米の企業のほうがもっと早くグローバル化して、多くの経験を積み重ねてきた。しかし、日本は文化上も自然環境上も欧米と全く異なる国なので、模倣ではなく、自分の企業文化を生み出して発展してきた。これは、企業だけではなく、個人も持たなくてはならない能力だと思った。それで、留学生が就職する際に、日本人と同一化しようとするのではなく、自分が外国人としての独特な視点を自覚して、深化するべきだと考える。確かに、言語上に支障があるが、日本人と異なる考え方を持つのは、現在、多様性の中で自分の強みを生かしたり、変えたりするという課題に直面している日本企業が求めているものだと思う。
今回の講義では、グローバル企業について教えてもらった。いろんな情報を受け取ることができて、これからの就職活動がもっと楽になりそうだ。しかし、外国からの留学生が日本の企業に就職するためには多国籍企業の情報、及び自分なりの能力がもっと必要だと思った。それでまず、サムソン、トヨタ、任天堂などのグローバル企業のことを自分なりに調べた。全部一様に優秀な企業であり、大企業だった。そして講義を聞いた後、ほかの多国籍企業はないか疑問を持ち、またネットで検索をしてみた。するといろんな企業の名前が出て驚いた。その中で一つ、私の視線を奪った企業があった。「○○」と言うゲーム製作の会社だが、ただのゲーム会社と比べたらちょっと変わった部分があって、日本だけではない、全世界で愛されるゲームを作る一方、出版業界でもすごく良い評判を受けている。ちなみに、この会社では全然関係がなさそうな二つの業種を一つに合わせている。両方とも興味があった私にとってはこの仕事をとても魅力的に感じた。これからはこの会社が求める人材になるために頑張りたいと思った。講義のおかげで、知らなかった日本の企業のことを知るようになって、そして進むべき道が分かって本当に助かった。このような講義がもっと増えたら良いと思う。
グローバル化の事例(特に自動車部門のトヨタとホンダの違い)、グローバル化時代に求められる人材と日本企業が直面する課題を紹介してくれた。この中に、一番印象深いのは「真似するのは勝たない、自分たちの強みを企業文化として海外で生かす」という言葉だった。しかも、この強み自体が環境の変化に応じて変えていくべきことは、やはり創造力が大事だと思わせていた。また、求められる人材についての「プラスワン」という観点で、とても勉強になった。これからも、自分の能力を高めるために様々なことにチャレンジしたいと考えている。
国際化企業を全部一括りに意識するのは本当に失礼な考え方だなと思いました。就職したい会社のグローバル化状態をきちんと調べて、その状態で自分はどうやって会社に対して貢献をできるのかを考えることの大切さを気づかされるいい機会に、今回の授業はなったと思います。今日聞いた先生の話をできる限り生かして、これからの就職活動にのぞみたいと思っています。本当にありがとうございました。
先生の講義に通じて、様々な面接のテクニックも身につけた。例えば、面接官に自分をアピールする際に、体験したことや自分の長所だけを語るならば、失敗の行為である。何故なら、あなたの体験したことや自分の長所はただ昔のことだ。今後、この企業に入った後で、これらの能力と経験を企業にどう生かすことは面接官として一番聞きたいと考える。企業にとって、役に立つことをアピールするのは面接の成功の第一歩のことを勉強した。
今回の授業で就職活動に関する具体的な情報を紹介してもらった。2年間のスゲジュールと採用選考の流れを見て、就活についてあまり詳しくない私はやっと全体的な印象を持つようになった。この中に最も興味深いのは人事異動の話だった。入社後にすぐ地方に行かされたり、志望しなくても海外の都市へ派遣されたりすることは決して好まれることではないと思う。この前に、就活をしていた友人から「東京で働く仕事がなかなか見つからない」という話をよく聞いたが、今日の講義を聞いて理由がようやくわかった。日本企業の人事異動が多いという特徴を理解した上、自分が本当に望んでいることを見つけられると考えた。やりたいことと勤務地はどちらが重要なのか。たとえやりたい仕事であるのに勤務地の原因で諦めたい場合は、最初からやりたいことを考え直したほうがいいと思う。
先生が話したことの中で興味を持ったのは、色々な国への派遣、その経緯でした。先生は「体が丈夫そうだから行かされた」と半分冗談のように話していましたが、現在留学をしている学生の立場として、体力は相当重要な要素だと思います。ここにはただ体の関係ある体力だけではなく、メンタル・精神的な気力のことも意味していると思います。やはり一人ですべてを決めて、責任を取らなければならないので色々な状況に耐えられる体力は必須だと思いました。
先生が留学生の就職時の強みを教えてくださった。確かに留学生は少なくともバイリンガルなので、様々な場合で活躍できると思う。でも、もう一つの強みは、異文化の寛容性だと思った。日本で何年間も留学したので、日本の文化に融合して生活してきたわけである。この強みを生かしたら、多くの企業が求めている「柔軟性」も身に着けることができると考えた。
日本の中小企業は400万社を超え、3000社は200年、25000社が100年超と創業が続いている。長寿大国である日本だからこそ続く長い創業年と言える。中小企業は規模の小ささから、就職先の候補から外されがちだが、優良企業で溢れている。匠の技術を生かした日本の伝統工芸を中心とした企業は文化的に重宝されている。未だに機械では創り出せないものが、職人の手によって作られるものもある。薬品や機械など理系の企業だと文系の学生は採用される可能性が低いという考えが多いが、そうではない。人事部やマネージメントなど文系の役割はある。理系だからと言って必ずしも自分の専攻の部署に配属されるわけではないのだ。故に決めつけるのではなく、視野を広くして就活に取り組むことが得策だと思った。
自分に最も役立つと思うため使ってみたいのが、図書館で日刊工業新聞を読んで、興味を持つベンチャー企業の情報のメモを取ってから、Webで詳しい情報を探すという方法である。この間に、日刊工業新聞を少し読んでいた。全く興味を持たない日経新聞と違い、自分の専門に関する記事が少なくないため、関心を持ちながら読み進むことができた。しかも、企業の情報が収集できるだけではなく、最新の専門情報も得られるため、就職活動がまだ遠いと思う人に対しても読み甲斐があると考えていた。このように、倍率が高い大企業だけではなく優良企業である中小企業の情報もたくさん集められ、これらの企業を目指して就職活動を行うことにより、留学生の就活の難易度をある程度下げることが可能だと思っている。
今の時代は会社で文系と理系の区別は無意味ということも聞きました。最近自分もよく言われるのが、理系の人も文系の人もお互いの学問を学習しないと今の時代で生き残るのは難しいということでした。つまり、理系の人でもある学問だけに偏るのではなく、文系の心得も持たなければならないということです。私は機械工学を専門としているので、卒業後の就職には幅広くて、有利な部分もあると思いますが、もっと競争力を持つためには専門の勉強だけではなく、経営・経済など文系的素養も養う必要があると思いました。
たくさんの会社の情報を把握した上、自分の状況を考えながら自分に合う会社をピックアップする。例えば、ジェネラリストの人なら、社員育成重視の大企業に向いており、専門家的な人なら中小企業に向いている。ニ三年後帰国する予定の人は中小企業で、長年日本に滞在するなら大企業に応募してよし。